オートミールを食べてみる回 その2

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オートミールの種類

オートミールの種類は実に多彩で、異なる特性や風味を持っています。このブログでは、オートミールの様々な種類を紹介し、それぞれの特徴や健康効果について詳しく説明します。

オートグローツ

全てのオートミールのもととなっているのが、オートグローツ。別名ホールオーツとも呼ばれています。

オートグローツはオーツ麦からもみ殻を除いたもので、食物繊維やビタミンといった栄養素をたっぷり含んでいるのが特徴です。オートグローツはお米で例えると玄米に近いですが、玄米とは異なり調理の際は手間が非常にかかる種類。

お米でいうと炊く前の状態のため、食べる際は加熱したうえでゆっくり時間をかけて調理する必要があります。またオートグローツは他のオートミールと比べて、日本ではあまり販売されていません。

スティールカットオーツ

1粒のオートグローツを2・3個に割ったものが、スティールカットオーツです。(別名:カットオーツ、アイリッシュオーツ)

スティールカットオーツは他のオートミールと異なり割っただけの生の状態であるため、調理の際はおよそ30分かかります。調理に手間はかかるものの、粒が大きくて粘り気は少なく、プチプチ食感が人気です。

外皮や胚芽といった部分が残っているスティールカットオーツは、栄養価が高いのが特徴。味付けがされていないため、オーツ麦ならではの風味をそのまま味わえます。

食べ応えのあるスティールカットオーツはお粥にするもよし、食感を生かしてピラフなどの料理にするもよし。食べ方の幅広さも魅力的なオートミールです。

ロールドオーツ

蒸したオートグローツをローラーで押し麦のように平たく伸ばし、乾燥させることでロールドオーツができます。

ロールドオーツはそのままでも食べられないことはないですが、おいしく食べるには調理がおすすめ。あらかじめ加熱されているロールドオーツはスティールカットオーツと比べて、調理に時間がかかりません。(煮込むならおよそ5分)

麦の形が残っているロールドオーツは、プチっとした食感も楽しめるオートミール。粒はやや大きく粘り気の少ないロールドオーツは、しっかり噛めるため咀嚼する回数が多くなり、満腹感が得やすくなっています。

日本で販売されているオートミールは、ロールドオーツが主流。バリエーションが豊かなうえにお値段もお手頃のため、自分に合うものが選びやすく続けやすいです。

クイックオーツ

ロールドオーツを細かく砕き、小さな粒状にしたものがクイックオーツ。細かい形状のため水分の浸透が他のオートミールと比べて早く、煮込んだ際は素早く調理ができます。
調理のしやすさから、初オートミールの方でも手が出しやすいです。

クイックオーツは味がついていないものの、一応そのままでも食べられる種類。調理することでよりおいしくいただけます。

熱湯に入れるだけでも食べられるクイックオーツは、スープやお粥など汁気の多い料理との相性が抜群です。その他にも小麦粉の代わりに使い、クッキーをはじめとしたお菓子などにも利用できます。

クイックオーツはパパっと食べたい方や、オートミールを使ったアレンジ料理をしたい方にもおすすめです。

出典:earth meat

オートミールの選び方
  • おかゆ・リゾット
    オートミールは水や牛乳などで煮込んで、おかゆのようにして食べるのが一般的です。おかゆに向いているのは、クイックオーツやインスタントオーツなど調理時間が短くて粘りが出やすいもの。粒が残りにくいので失敗が少なく、とろりとした食感に仕上げることができますよ。ただし、プチプチとした食感を残したい場合は、時間をかけてスティールカットオーツを煮込んでもよいでしょう。
  • ごはん・おにぎり・チャーハン
    オートミールを水に浸して電子レンジで加熱すると、まるでごはんのようにもちもちとした食感に仕上げることができます。つぶつぶとした食感を活かしたい場合はロールドオーツ、やわらかい食感に仕上げたい場合はクイックオーツがおすすめです。
  • パン・蒸しパン・スイーツ
    オートミールは、パンや焼き菓子に混ぜ込んで焼くこともできます。オートミールを水分でふやかしてから使うレシピが多いので、クイックオーツやインスタントオーツなど調理時間が短いものを使うのがおすすめです。つぶつぶとした食感を残したくない場合は、オートーミールをフードプロセッサーで粉状にしたものを使ってもいいでしょう。
  • オーバーナイト・オーツ
    オーバーナイトオーツとは、オートミールを牛乳やヨーグルトにひと晩浸して作る、冷たいおかゆのような料理です。こちらはスティールカットオーツ以外のものなら、どの種類のオートミールでも作ることができます。ロールドオーツを使うともちもち、クイックオーツを使うととろりとした食感に仕上がるので、お好みのものをお選びください。

出典:Kurashiru

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